なぜアダルト動画サイトのクオリティは上がり続けるのか。あるいは悪徳サイトはなぜ儲けられないのか。

レモンという農作物は、売り手のほうは品質を知っているけれども、買い手は購入するまでわからないという商品です。こういう状況を「情報の非対称性」といいます。

こういう商品を売る場合、、販売する側からしたら、ボッタクリのチャンスです。買い手はどうしてもレモンを掴まされるリスクから逃れようがありません。

だから、いままでの人生で、私は何度も何度もバカな買い物をしてきました。

もしも、良心的な売り手が存在したとしても、市場に程度の悪いレモンが出回っているのですから、良心的な商品を売ってしまっては損になります。

結局、市場には、低品質のレモンばかりが出回り、社会全体の「厚生」が低下します。これを「逆選抜」といいます。

インターネット創世記には、アダルト市場はあらゆる分野が「レモン市場」でした。アダルト動画が見れるといってはダイヤルQ2に騙され、出会い系サイトで出会うためにサクラに騙された経験がなんどあったことでしょう。

しかし、現在は違います。

評判市場が完成したのです。

インテル共同創業者ゴードン=ムーアは、半導体の性能は18ヶ月で倍になる「ムーアの法則」を唱えました。

その結果、現在では、情報処理のコストは、無視できるほどにまで下がりました。わたしたちが、情報を得ることにかかるコストはほぼゼロです。

情報空間がタダになったので、評判は消費者のあいだで瞬時にヤリトリされます。

粗悪品をつかまされた消費者が、そのことを投稿しても、直接的なメリットはなにもありません。しかし、消費者には「復讐」というきわめて強力なモチベーションが存在します。

これはアダルト業界にもいえることで、エロ動画・風俗・出会い系サイトなどは、ありとあらゆる悪評がネットに渦巻いています。

この評価の渦は、あまりにも規模が大きいので、もはや業者の側が、作為的な書き込みをいくらしても追いつかない状態にあります。

こうして、良い物はより売れて、悪いものは売れない、“評判至上社会“ができあがりつつあるのです。

当サイトでおすすめしているアダルトサイトも、評判の良い動画サイトは入会者がどんどん増え、利益を上げ、大きくなり、クオリティが上がっていきます。いっぽうで、評判の悪いサイトは、一時的に印象操作で入会者を増やそうとも、その後、どんどん会員は減り、利益も上がらず、撤退し、再進出などを繰り返しています。

結局、アダルト動画業者は、この評判至上社会のなかで「良い物を提供する」以外に生き残る道を絶たれてしまっていったのです。

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